丹波黒の特徴
1.粒が大きい
丹波黒の第一の特長はその大きさです。大豆の大きさは百粒の重さで比較しますが、一般の普通大豆が30グラム程度であるのに比べ、丹波黒は約80グラム!と、世界でも類のない大粒大豆です。
兵庫県産丹波黒(左)と他道府県産光黒(右)
2.美味しい
煮豆にすると、皮が破れにくくよく膨らみ、漆黒の色つやと広がる芳香、そしてそのもちもちした食感により、極上の食味となります。その大きさや美しい姿、美味しさから、最近では洋菓子をはじめ様々なお菓子にも用途が広がっています。
また、「莢(さや)」が若い時期(10月)に収穫するエダマメも、豊かなボリューム感と深いコク、独特の風味により、非常に人気があります。
3.健康機能性
黒大豆特有のポリフェノール類を豊富に含み、またビタミンE含量が他の大豆よりも多いことから、強い抗酸化作用を持つことが期待できます。
4.栽培特性
栽培期間も長く、枝は大きく広がり、夏場の土寄せや水やりなど作業も多く、さらに収穫や乾燥にも手間がかかるため、大豆の中では最も栽培しにくい品種です。栽培に手間がかることから、生産者の間では「苦労豆」とも呼ばれることもあります。
5.栽培地と生産量
丹波黒の生産量は、やや不安定で、その年の気象条件によって大きく左右される傾向にあります。そのような中、兵庫県は高い全国シェアを誇っています。