TOP黒大豆の基礎知識品種

品種

黒大豆の代表的な品種と産地をご紹介します。

丹波黒(たんばぐろ)

兵庫県、岡山県、京都府、滋賀県など

極大に分類される大粒。食感はやわらかく粘りがあり、独特の甘みを持つことから煮豆によく使用されます。また、莢(さや)が緑色の若いときに収穫される枝豆も美味で人気があります。ただし、栽培上は、極晩生で生育期間が長く、非常に手間がかかるので大量生産には向きません。

光黒(ひかりぐろ)

北海道

表面に光沢があることから「光黒」と呼ばれる大粒。糖が多いことで知られており、煮豆や豆腐、菓子材料として用いられています。

雁喰(がんくい)

東北地方

扁平で、表面に小さな窪みがあり、この窪みが鳥の「雁が食べた跡」に似ていることから『雁喰』というユニークな名称で呼ばれるようなりました。また、『黒平豆』と呼ばれることもあります。とても甘く、深みのある味が特徴で、年越しや正月などの祝い事の際に煮豆などに使用されています。

玉大黒(たまだいこく)

長野県、北関東、北陸地方

長野県中信農業試験場にて、「丹波黒」に「東山140号」を交配して育成された品種。粒形は球状で、極大粒に分類されています。「丹波黒」との相違点は、早熟の早生種であり、ダイズモザイクウイルス病に対する抵抗性が強いこと。上品な甘さから煮豆に最適な品種の一つです。

<出典:『国産大豆品種の辞典2010』農林水産省>



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