2011.10.05
黒大豆の肥満と高血糖抑制メカニズム解析の論文が学術誌JAFC(米国)に掲載
神戸大学 芦田教授、中部大学 津田准教授とフジッコ㈱からなる研究チームによる黒大豆種皮抽出物(黒大豆ポリフェノール)の肥満と高血糖抑制に関するメカニズム解析に関する論文が、以下の学術誌に掲載されました。
掲載誌:J Agric Food Chem. 2011 ;59(16):8985-93
タイトル:A Black Soybean Seed Coat Extract Prevents Obesity and Glucose Intolerance by Up-regulating Uncoupling Proteins and Down-regulating Inflammatory Cytokines in High-Fat Diet-Fed Mice.
論文では、黒大豆種皮ポリフェノールについて、褐色脂肪細胞および白色脂肪細胞での熱産生によるエネルギー消費を促進して肥満や高血糖を抑制することが、作用メカニズムであると報告されています。詳細には、黒大豆種皮ポリフェノールの投与により各脂肪細胞でのUCP遺伝子及びタンパク質の発現が誘導され、高血糖を惹き起こす炎症性のサイトカインの発現も抑制されることを、高脂肪食投与による肥満マウスを用いた実験により実証されています。
※「クロノケア」はフジッコ㈱の登録商標です。